WIFIルーターの種類:用途と機能で選ぶ
WIFIルーターの基本的な分類
WIFIルーターは、その用途や機能、設置方法などによって様々な種類に分類できます。
主な分類としては以下の通りです。

設置場所による分類
- 据え置き型ルーター
- 一般的な家庭やオフィスで利用される、据え置いて使用するタイプのルーターです。
- 複数のLANポートや高性能なアンテナを搭載している機種が多いです。
- モバイルルーター
- 小型でバッテリーを内蔵しており、持ち運びが可能なルーターです。
- 外出先や一時的な利用に適しています。
- SIMカードを挿入してモバイル回線を利用するタイプが一般的です。
- ホームルーター(置くだけWIFI)
- 据え置き型と同様に設置して使用しますが、主にモバイル回線を利用します。
- 光回線などの固定回線工事が不要で、手軽に導入できます。
無線LAN規格による分類
- IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)対応ルーター
- 現在も広く利用されている規格で、高速な通信が可能です。
- 多くのデバイスが対応しています。
- IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応ルーター
- より高速で、同時接続性能や省電力性に優れた最新の規格です。
- 対応デバイスが増えてきています。
- IEEE 802.11be(Wi-Fi 7)対応ルーター
- 最新の規格で、さらに高速かつ低遅延な通信が可能です。
- 対応機器はまだ少ないですが、今後の普及が期待されます。
機能による分類
- デュアルバンドルーター:
- 2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯域を利用できるルーターです。
- 用途に応じて使い分けることで、より安定した通信が可能です。
- トライバンドルーター:
- 2.4GHz帯と2つの異なる5GHz帯の、計3つの周波数帯域を利用できるルーターです。
- より多くのデバイスを同時接続しても速度低下しにくいのが特徴です。
- メッシュWIFIルーター:
- 複数のルーター(親機と子機)を連携させることで、広い範囲に安定したWIFI環境を構築できるシステムです。
- 家全体をカバーしたい場合に適しています。
- ゲーミングルーター:
- ゲーム用途に特化した機能を搭載したルーターです。
- 低遅延、QoS(通信優先制御)、ポート開放などの機能が充実しています。
- セキュリティ機能付きルーター:
- ファイアウォール、ペアレンタルコントロール、不正アクセス防御など、セキュリティ機能を強化したルーターです。
その他の分類
- SIMフリールーター:
- どのキャリアのSIMカードでも利用できるモバイルルーターです。
- SIMロック付きルーター:
- 特定のキャリアのSIMカードのみ利用できるモバイルルーターです。
WIFIルーターを選ぶ際は、利用する場所の広さ、接続するデバイスの数、用途(動画視聴、ゲームなど)、予算などを考慮して、最適な種類を選ぶことが重要です。